日本人のための科学的に正しい食事術 : 西沢邦浩著(三笠書房)
日本人のための科学的に正しい食事術 : 西沢邦浩著(三笠書房)
こだわり商品研究所 野崎より
この本の著者は、西沢邦浩氏。健康医療ジャーナリストという肩書の方です。日経BP社日経ヘルスで編集長だった方です。じつは、西沢邦浩氏の話を3回聞いたことがあります。どの講演も非常に興味深く、西沢邦浩氏の本が読みたいと買った本です。エビデンス、論文ベースの話になります。本のタイトルが「科学的に正しい」と書かれているのはそういう理由かと思います。
日本人のための科学的に正しい食事術 : 西沢邦浩著(三笠書房)出版社リンク
まずは、本の帯の内容から・・・
本の帯
日本人の体質とは・・・
>「糖尿病」リスクが高い!
>「隠れ肥満」が多い!
>「炭水化物」隙の腸内細菌が多い!
最新のエビデンスに基づくと、日本人のあるべき食事はこうなる!
■”食物繊維が豊富な穀物”で、「血糖値」&「腸内細菌」を改善
■「便秘解消」と「若返り」の秘訣は”空腹感”
■”納豆”で2大長寿成分「ビタミンK」「スペルミジン」を!
■ダイエットしたいなら”朝食抜き”は×・・・他
カンタンに始められて、ずっと役立つ一生モノの食習慣!
●腸内細菌が整うだけで、心と体は丸ごと健康になる!?
●朝食に「大麦」を食べると、1日中血糖値抑制効果が持続
●メンタルにも心臓病予防にも!「魚」を食べるとうれしい効果が続々
日本人のための科学的に正しい食事術 : 西沢邦浩著 好きな箇所ピックアップ
目次から一部をピックアップします。
わたしの、好みの箇所です。
目次を読んだだけでも勉強になります。
●「3つの食べ方」を取り入れるだけでも心身はよろこぶ
「血糖値」「腸」「空腹感」がカギ
●「血糖値の急上昇」に要注意!
日本人はインスリン分泌力が弱く、内臓脂肪がつきやすい。
●「腸」にいい食事は、全身にいい食事
消化されにくい炭水化物が腸を元気に
●一生モノの食習慣、「炭水化物」との正しい付き合い方
・炭水化物は悪者なのか?
・今、話題の腸内有用菌のエサ「MACs(マック)」とは?
・全粒穀物をよく食べる人は病気になりにくい
・日本人の食生活に取り入れやすい大麦の健康パワー
・今日から主食は「麦ご飯」に
・不足しがちな食物繊維の大量摂取に貢献
・ダイエット効果も期待できる大麦
・朝食に大麦を食べると、1日中血糖値抑制効果が持続
●一生モノの食習慣、「食材」との正しい付き合い方
・「野菜・果物」の抗酸化作用が生活習慣病を防ぐ
・「ポリフェノール」が体重増を防ぎ、心疾患リスクを下げる
・アブラナ科野菜で死亡リスクが減る
・日本人の特権!私たちの腸には「海藻利用菌」がいる
・海藻文化と共に発達適応してきた日本人の腸内細菌
・「魚」に含まれる、注目の2大健康成分
・全身の健康維持に役立つ2大成分「ω3」と「ビタミンD」
・魚の「ビタミンD」は免疫力を高め、筋力増強にも役立つ
・多彩で効果もいろいろ、発酵食はすごい!
野崎コメント
目次から、ほんの一部をピックアップしました。
・血糖値を上昇をゆるやかに
・大麦の重要性
・野菜、果物のポリフェノール
・腸内細菌
・オメガ3
・ビタミンD
これらが重要なテーマになっています。
まさに、わたしも勉強してきたテーマでもあり、こだわり商品研究所が商品選びの基本として考えてきたテーマでもあります。
わたしは、身体の仕組みが知りたいと思っています。
どのような食べ物を食べるのが適切なのか、どのような生活習慣を送るように身体ができているのか。
そのために情報収集、勉強をしています。
そのような情報が商品選びの判断基準になると思います。
おそらく住んでいる地域によって、長い年月をかけて身体の仕組みは違っているはずです。
日本人は、長く日本という国に住んできたことで、日本という国に適した身体の構造になっているようです。それで、日本人のためのというタイトルになっています。健康を考える上で「日本人という視点」も大切かと思います。
この本に書かれている内容を、情報として知っているのと知らないのでは、エイジングケアに大きな影響があるはずです。