みずとりの下駄 水鳥工業
みずとりの下駄 水鳥工業
日本一履き心地の良い下駄づくりを目指す「みずとりの下駄」
静岡に、げた職人の水鳥正志という人がいます。
ある時、彼の元に、浜松に住む知り合いのデザイナーから相談が舞い込みました。
五月の浜松祭り、新茶を振る舞う女性たちが
「鼻緒が足指に、くい込んで痛い」
「足に合うサイズがない」
・・・毎年げたで足を痛めて困っている。
そこで、着物と同じ柄の鼻緒のげたを10足作ってあげたら、「今年は茶娘さんたちが一度もげたを脱がなかった、ありがとう」と、とても感謝されたそうです。
げた職人水鳥正志は、考えました。
従来の和下駄は左右の区別がなく、土踏まずのカーブなども関係ない、平らな木地がほとんどです。
鼻緒も馴染むまでに時間がかかります。
長時間履いていると疲れたり痛くなったりすることも多くありました。
靴と同じように、下駄木地にもカーブを持たせ、左右の足型にフィットさせ、足の甲を優しくつつみ込むような鼻緒をつければ、足に優しく、一日中でもはき心地がよいはずだ。
試行錯誤を繰り返し、「げた」「サンダル」「靴中底作り」の職人の熟練した技術すべてを注ぎこんで完成させたのが「みずとりのげた」です。
平成元年より生産を開始。
「日本一、はき心地の良いげた」を目指す・・・「みずとりの下駄」が生まれました。
「みずとりの下駄」の一番の特徴は、この滑らかに削られた絶妙なカーブを持つ下駄木地にあります。
足裏に心地よくフィットします。快適な履き心地を追求しました。
足のことを常に研究した熟練の職人さんが、ひとつずつ手彫りでつくりあげています。
手彫りシリーズのメイン木地には足馴染みのよい、マホガニーを使用しています。
鼻緒の当たる部分が痛くなったり、きつすぎて擦れてしまうなんてことがよくあります。
通常の下駄に用いられる鼻緒の中には、紙が入っている場合が多いそうです。
水鳥工業の鼻緒には、クッション素材が入っており、足あたりがソフトになっています。
快適な履き心地をサポートします。
また、鼻緒が当たる部分には、「行間」というツボがあります。
「行間」は、体をリラックスさせたり、イライラする心を和らげたりするツボです。
下駄を履くことで、このツボを刺激し、リラックス効果をあげることができます。
さらには、下駄の顔ともいえる「帯」部分、この裏側の生地も肌さわりの良い素材を選んでいます。
やさしく包み込むようにホールドしてくれます。
みずとりの下駄は、現代に適した、斬新なデザインを次々と提案しています。
カジュアルでも楽しんでいただける、モダンで洗練された下駄です。
◆ デニムに合わせたくなる現代風の下駄
◆ 下駄の風合いを残しつつ女性らしいフォルムを意識したヒール下駄
◆ 古典柄をあえて現代風に使ったモダンな黒塗り
◆ デザイナーとコラボレーションした斬新な履きもの
などなど、みずとりの下駄はいろいろな表情を見せてくれます。
水鳥工業の下駄が、大切にしているコンセプト、それは 「日本一履き心地の良い下駄づくり」。
一日中履いても疲れにくい、履き心地のよい下駄。
人間工学に基づき、長時間履いても疲れにくい履き心地を追求しています。
伝統を大切に受け継ぎながらも、
現代のライフスタイル・生活シーン・ファッションに合わせて、
機能性・安定性・デザインなど改良を重ねながら、
オリジナル性あふれるモダンな現代の下駄づくりに取り組んでいます。
たくさんの人に下駄に親しんでもらい、心地よく履き続けてほしいという想いがあります。
「げた」という日本の風土にあった美しい文化を、知ってもらいたい。
履き心地さと機能性、そして、現代のライフスタイルに合わせたモダンで進化し続けるこだわりのデザイン。<
職人がお客様のお足元に届くことを想いながら一足一足丁寧に手作りしています。
みずとりの下駄は、静岡の工場で1足1足、手作業でつくられます。
驚くほど手間をかけて、丁寧につくられます。
1日につくることができる数量は、わずか100足程度。
モノマニアは、みずとりの下駄に魅せられて、18年以上。
最初は「げた物語」だけだったのが、「SENSE」「SHIKIBU」「HIBINOKODUE」「BLADE」「茶人」・・・と、どんどん進化を続ける、この素敵な日本の下駄をご紹介しています。
お気に入りの「みずとりのげた」を見つけてお楽しみください。