洗顔カリ石鹸 alley アレイ:開発者の言葉で聞く
洗顔石鹸 alley アレイ
お肌のハリとツヤ、エイジングケアという面で注目されているパルミトオレイン酸。洗顔石鹸 alley アレイは、原料は、マカデミナッツ油、水、水酸化カリウムの3つだけのカリ石鹸。パルミトオレイン酸豊富な石鹸です。コールドプロセス。チューブタイプ。油脂化学の専門家が開発。
洗顔カリ石鹸 alley アレイ 商品詳細
■名称:alleyスキンケアソープ
■成分:マカデミアナッツ油、水、水酸化K
■容量:40g
■ご使用方法:適量を手に取り、水またはぬるま湯をなじませてください。
■使用上の注意:
●お肌に異常が生じていないかよく注意して使用してください。
●お肌に合わない時はご使用をおやめください。
●幼児の手の届く場所、高温または低温や直射日光の当たる場所には保管しないでください。
■発売元:株式会社洛歩
■生産国:日本
■価格:2,200円(本体2000円+消費税200円)
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洗顔カリ石鹸 alley アレイ 商品解説
肌に注目の脂肪酸・・・パルミトオレイン酸
洗顔、スキンケアを考えるにあたって、どのような脂肪酸組成なのかは重要な要素。
そんな中、注目の脂肪酸があります。それが、パルミトオレイン酸です。
マカダミアナッツに多く含まれている脂肪酸です。
お肌のハリとツヤ、エイジングケアという面での効果が注目されている脂肪酸です。
このパルミトオレイン酸が含まれる洗顔石鹸を探していました。
パルミトオレイン酸が豊富なカリ石鹸
今回、「アレイ」という洗顔石鹸をご紹介したいと思っています。
パルミトオレイン酸が含まれる洗顔石鹸です。
この石鹸をご紹介するにあたって、まず知っていただきたいのが開発者です。
この開発者の方が創った製品であるということが、興味を持った最初のキッカケです。
開発者は、洛歩という会社の阿部社長です。
まずは、阿部社長のプロフィールをご覧ください。
このプロフィールをご覧いただくことで、阿部社長が油脂化学の専門家で、どのようなバックボーンと考えを持った方かということがご理解いただけると思います。
洗顔石鹸「アレイ」のポイント
そんな阿部社長が創った「アレイ」という洗顔せっけんの紹介をする前に概要です。
● アレイは、カリ石鹸です。
● 原料は、マカデミナッツ油、水、水酸化カリウムの3つだけです。
● チューブタイプの石鹸で、手のひらで水に溶かして使う石鹸になります。
この「アレイ」という商品をご紹介するにあたって、阿部社長のご自身の言葉でご紹介をさせていただくのが適切と考えました。インタビュー質問形式で商品説明をさせていただきます。
カリ石鹸について
Q:カリ石鹸のことを教えてください。
カリ石鹸は、一般的なナトリウム石鹸に比べて、刺激の少ない石鹸なのですか?
A:(阿部社長)
カリ石けんは最も肌に優しい石けん(洗浄剤)と考えられています。
旧日本薬局方において、肌、患部、皮膚疾患患部、手術前の手術部洗浄、医師及び看護師の手などの洗浄が唯一認められている石けんが「カリ石けん(カリウム石けん)」です。ですので、患部等の洗浄剤として医薬部外品にする事も可能です。使用例として、産後の産湯、高齢者のスキンケア、などもあります。
また、明治時代から昭和の中期まで、医師や看護師が患者に触れる前後に、カリ石けんで手を洗う事が奨められていました。その頃の医師は触診が診断の大きな判断材料で、一日に30~50人の診察(手を洗って)でも、手荒れが無かったと言われています。
カリ石けんは、肌に優しい特徴を持ちますが、原料や作り方によっては固形石けんよりも粗雑な性能になります。
パルミトオレイン酸について
Q:注目のパルミトオレイン酸について教えてください。
A:(阿部社長)
人の皮脂には「パルミトオレイン酸」と言う希少な脂肪酸が数%含まれています。複数の企業や研究機関が、このパルミトオレイン酸に注目・研究していて、いくつか興味深い論文を発表しています。例えば、2000年には大手化粧品メーカーが肌への有用性に優れた物質として論文を発表しています。
また2014年秋には、大手化粧品・トイレタリーメーカーと大学が共同で、パルミトレイン酸Caが、肌表面の黄色ブドウ球菌とアクネ菌を選択的に殺菌する、と発表しています。肌表面には、悪玉と善玉の他に日和見菌と言うのがあります。それらの菌の中で悪玉菌だけを「選択的に影響」すれば、肌に良い菌がより繁殖し易い環境となります。
これらの発表内容から、適量のパルミトオレイン酸は、良好な肌の維持に貢献する事が期待できると考えられています。
このパルミトオレイン酸は、人の皮脂に5~9%、馬油に3~7%、マカデミアナッツオイルに0~23%含まれています。他のオイルの中には滅多に含まれない、とても珍しい脂肪酸です。
マカデミアンナッツオイルの産地は複数ありますが、産地や採取時期によって含有量が0~23%まで変動しますので、ちゃんと成分分析して選定する必要があります。アレイの原料のマカデミアンナッツオイルは、私が厳選したマカデミアンナッツオイルを使用しています。
アレイは、パルミトオレイン酸を20%以上含んだ油脂から作っています。 パルミトオレイン酸が持つ肌への有用性が、期待できます。
鹸化について
Q:石鹸の製造について教えてください。
A:(阿部社長)
石けんについて説明させて頂きます。
石けんは、油脂と(水溶液にした)アルカリを反応させて作ります。 弊社の洗顔石けんの場合、油脂とはマカデミアナッツオイルで、アルカリとは水酸化カリウムです。
この2つが反応すると「脂肪酸カリウム=カリ石けん」が作られ、原料であるマカデミアナッツオイルと水酸化カリウムは消費されて無くなります。特に水酸化カリウムは完全に無くなっている事を慎重に確認します。
ですので、弊社の洗顔石けんにはマカデミアナッツオイルは含まれず「カリ石けん(=脂肪酸カリウム)」になっています。
コールドプロセスという製造方法について
Q:アレイは、コールドプロセスという方法でつくられているということですね。
A:(阿部社長)
石けんの製造方法として、加熱する方法と非加熱の方法の2種類があります。
加熱する方法は短時間で大量に、しかも安価で安定した品質維持に有利です。そのかわり、加熱による油脂の酸化があります。
非加熱で作る方法は「コールドプロセス」と呼ばれ、油脂本来の特長を守ったまま作れる半面、手間と時間とコストと技術が必要になります。
さらにカリ石けんは反応性が低いので「コールドプロセス」で作っている例はありません。多分ですが、カリ石けんをコールドプロセスで作っているのは私だけだと思います。少なくても、「カリ石けんをコールドプロセスで作っている」と宣言しているの弊社だけで、 日本でも世界でも他の製品を見た事がありません。
弊社製品は、マカデミアナッツオイルをコールドプロセスでカリ石けんにする事で、 パルミトオレイン酸などの脂肪酸の特長を最大限活かしているとご理解頂いて宜しいかと存じます。
アレイは、脂肪酸の特性を最大限に守っていると自負しています。
せっけんの使い方について
Q:アレイは、掌で水に溶かして使うというユニークな使い方ですが、この方法を採用した理由を教えてください。
A:(阿部社長)
使い方ですが、私は手のひらで石けんを溶かして使うのが、肌に良い方法だと考えています。
肌には凹凸があるので、石けん水を塗るようにしてキメの奥まで洗うのが最も綺麗になる方法です。
この方法の欠点は、洗浄剤(石けんなど)の性能がダイレクトである事です。
肌への刺激が強い洗浄剤(石けんなど)は、洗い上がりがツッパったり、乾燥してヒリヒリしたり、 場合によっては肌が赤くはれる事もあります。だから、肌を刺激しない洗浄剤ならば、塗って肌(キメ)の奥までしっかり洗うのが良いと思います。
泡立ちについて
Q:アレイは、泡立ちがほぼないですが・・・。
A:(阿部社長)
以前は、固形せっけんなどを濡れた手で溶かして、その石けん水を手や顔などに付けて洗っていたと思います。小さい時や小学校の頃はそんな洗い方だったと思います。(タオルを使って体を洗う場合のは別の機会にさせてもらいます)
弊社は、泡立ちと洗浄性には相関性が無いと考えています。そして、alleyは肌への刺激がとても少ないと考えていますので、ぜひ試して頂きたい方法として紹介させてもらっています。
もし、石けん水を直接塗る事に不安がある場合は、それまでと同じように泡立てて使ってもらい、alleyの良さを感じたら後々試してもらうのも良いと思います。
せっけん成分の残留につして
Q:アレイで洗うと、パルミトオレイン酸を残すような処方となっていると考えていいのでしょうか?
A:(阿部社長)
石けん(洗浄剤)などは、どうしても微量が残ってしまうと考えています。肌につけた洗浄剤を全て洗い流すのは結構手間が掛かります。
例として、香り成分はすすいだ後も残ります。凄く長い時間すすげば、香り成分も取り除けますが、現実的には難しいと思います。
同じように、洗浄剤も一定量が肌に残留しています。ならば、刺激したり乾燥の原因になるのではなく、 肌の修復や保湿に寄与する成分の方が安全・安心ですし、優れていると考えています。
肌洗浄の理想は、肌を傷めずに酸化した皮脂を全て取り除き、 きれいで肌に好影響な脂肪酸(皮脂成分の一部)で薄い皮脂膜を形成する事だと思います。
アレイについて
Q:アレイという商品名をつけた理由を教えてください。
A:(阿部社長)
アレイ(alley)とは、「小道」、「路地」などの意味がありますが、 元々はイギリス庭園の中の回遊路や通学路・通勤路と言う意味があります。通学路や通勤路のように気取らずに、毎日そしていつまでも使って欲しい、と言う気持ちを込めています。
アレイは肌への低刺激と、洗い上がりのサッパリ感、その後のシットリ感のベストバランスを追求しています。
原料はマカデミアナッツオイル100%です。
アレルギーの原因となるたんぱく質やミネラル成分を取り除いています。
そしてオーガニックである事を重要視しました。
香料についてですが、無香料を望まれる人が多いです。
開発のキッカケ
Q:アレイを創ろうと思ったキッカケを教えてください
A:(阿部社長)
元々カリ石けんは5000年前に作られ、今でも医薬品の一つとして使われています。
最初に日本で量産されるきっかけは、明治維新後に公的な研究施設を作って海外の技術を日本へ取り入れるプロジェクトがあり、 海外の技術者を招聘しました。その公的研究施設の名前は舎密局(せいみきょく)と言い、大阪舎密局と、京都舎密局の2つが作られました。京都舎密局では、日本で初めて「カリ石けん」を工業的に生産しました。
その時に、(医薬品を目的としているので)製造方法や原料なども厳しく決められたまま100年以上が経過し、現在もそのままです。
京都舎密局は、その後の変遷で、現在の大阪産業技術研究所として存在しています。
(大阪舎密局はその後、京都大学になっています)
私は縁あって、その大阪産業技術研究所で暫く席をおいていました。最新の医薬品開発をお手伝いさせて頂く事も多く経験していたので、 「最新の技術でカリ石けんを作ったら良い物が出来る」と思ったのが製品化のきっかけです。
alley アレイ の使い方
少しユニークは使用方法です
▼アレイを豆粒程度の大きさ、手のひらにだします。
▼この程度の量です。朝晩2回の使用で約1ヶ月分(40g)となります。
※朝などのお化粧をしていない時は少し少な目に、帰宅後などのお化粧を洗う時は少し多めに使って下さい。
▼少し水を混ぜ、指を使ってアレイを水で溶かします。
▼しばらくするとこのように水で溶けます。
▼さらに水を多少多めに(石鹸量の数倍程度)加え、もう少し水で溶かします。
▼両手でよく馴染ませて、顔に塗布します。
顔に美容液を塗るように塗布します。
物理的な摩擦で汚れを落とすのではないので、ゴシゴシ擦らなくても大丈夫です。
洗顔石鹸 alley アレイにいただいたご感想です。
朝用クレンジング!
あやこ さん(東京都/女性)
初めて使用した時は違和感しかありませんでした。
泡も立たず、素顔にオイルジェルか?と。
それが使用方法を再確認して、少量をしっかり水となじませてから顔に広げたところ、
朝の皮脂汚れがすっきり落ちて、次につけた化粧水の吸収が違うような気がしました。
私は乾燥敏感肌なのにまぶたの周辺に皮脂がたまりやすいので、
普通に優しい洗顔洗剤だとまぶた周辺のベタ付きが残ってしまうのですが、
このアレイはなんの刺激もないのに、クレンジングのようにさっぱり落ちる。
すごい。
香りは、ちょっとぎんなんに似てると思いました。
マカデミアナッツを絞った言われれば納得。
使用上の注意としては、チューブから出しすぎないこと。
しっかり水で溶くこと。塊のまま肌に乗せてしまうと、
洗い流すのが大変です。(一回やりました)
私のように、肌は弱いのに皮脂汚れが気になる方は、
試してみていただきたいと思います。
今まで使った洗顔料のうち、一番良い。
シトリン さん(愛知県)
今まで使った洗顔料のうち、一番良い。
洛歩 アレイ 洗顔カリ石鹸
洗顔カリ石鹸 alley アレイ 商品詳細
■名称:alleyスキンケアソープ
■成分:マカデミアナッツ油、水、水酸化K
■容量:40g
■ご使用方法:適量を手に取り、水またはぬるま湯をなじませてください。
■使用上の注意:
●お肌に異常が生じていないかよく注意して使用してください。
●お肌に合わない時はご使用をおやめください。
●幼児の手の届く場所、高温または低温や直射日光の当たる場所には保管しないでください。
■発売元:株式会社洛歩
■生産国:日本
■価格:2,200円(本体2000円+消費税200円)