ルバンシュ モイスチャークリーム解説

ルバンシュ モイスチャークリーム

ルバンシュ モイスチャークリームP  解説


「モイスチャークリーム」は、クリームですから、ルバンシュにとって重要な位置づけのライアンアップです。「モイスチャークリームP」として、新しくなったのですが、どのような商品なのか、商品情報(全成分など)を見た段階ではわかりませんでした。

そこで、千田社長に直接会って話を聞き、その後自分なりに情報収集した結果、このモイスチャークリームは、画期的なスキンケアであることが確信できました。

自分を含め、エイジング世代のすべての人が使うべき商品ではないか、と思っているのですが、その理由をまとめてみたいと思います。

まず、このモイスチャークリームをまとめるにあたって、大まかに3つのポイントを挙げます。

1,ルバンシュ処方
2,ルバンシュ基準
3,LPS(リポポリサッカライド)

です。

[1,ルバンシュ処方] 、[2,ルバンシュ基準] は、モイスチャークリームに限らず、ルバンシュすべての製品について共通していますが、今回あえてこの場で説明をさせていただきます。

1、ルバンシュ処方


ルバンシュ処方とは、ルバンシュが自ら処方して、自ら製造しているという事です。

世の中に出回っている自然派スキンケアの大半が、委託工場につくってもらっているコスメです。
以前から、書いているのですが、自ら化粧品処方の知識を持ち、自らの工場で実際に製造しているコスメと、受託工場に委託してつくってもらっているコスメには大きな違いがあります。

自社でコスメ処方の知識(ノウハウ)を持ち、その知識に基づいてコンセプトを考え、原料を選び、自社工場で、試行錯誤を重ねて開発する。

ルバンシュは、30年以上、自らの理念に従い、知識を積み重ね、原料を厳選し、自社工場で試行錯誤を重ねてスキンケア製品づくりを続けている象徴的な自然派スキンケアメーカーになります。

25年以上、自然派スキンケアを見続けている「こだわり商品研究所」は、そのような会社を多く知りません。

このモイスチャークリームは、そんなルバンシュが開発したコスメとなります。

2,ルバンシュ基準


ルバンシュは、30年以上 自然派スキンケアコスメの製造を行っています。
その過程で見続けてきた、何千もの原料があります。

しかも、ただたくさんの原料をチェックしてきただけでなく、ルバンシュの基準に合った原料を探すことを目的に、何千もの原料を見続けてきたことが重要な意味を持ちます。

そのルバンシュの基準とは、口に入っても安心して使えるような安全な原料です。
その原料を探すために、30年以上自らの手で「原料の選抜」をしてきています。
時には自らの基準に合った原料にするために、原料メーカーに依頼をしてつくってもらう、ということも。

30年以上、自らの理念に合う原料を、実際にコスメ製造をしている会社が、選別し続けてきたということを考えると、ルバンシュには、おそらく膨大な目的に合った情報が蓄積されていることが想像できます。
千田社長は、考えを曲げない人ですから、そのルバンシュが選んだ原料には、信頼性を強く感じます。

オーガニック認証というものがあります。
コスメを判断するうえで、重要な判断基準になります。
こだわり商品研究所は、非常にリスペクトしています。

ただ、オーガニック認証を取得するということは、誰かがつくった基準に合わせるということです。
あえてオーガニック認証を取得しないという選択をしている会社も知っています。その考えもよく理解できます。

ルバンシュは、自らの理念を元に蓄積した情報に従った基準で原料を選び化粧品を製造しています。
これは「ルバンシュ基準」と言えると思います。

ルバンシュ製品は、ルバンシュ基準で処方されています。
できあがった製品の品質は、もちろん「ルバンシュ・クオリティ」です。

モイスチャークリームの品質は、ルバンシュ・クオリティとお考え下さい。

ルバンシュ モイスチャークリーム

3,LPS(リポポリサッカライド)


モイスチャークリームは、保湿クリームですから、ルバンシュのスキンケアの中でも重要な位置づけの製品となります。
その重要なコスメのキー原料に選ばれたのが、LPS(リポポリサッカライド)です。

LPS(リポポリサッカライド)という成分の話は、どこかのテレビ番組で特集されていたのを見たことがありました。興味深い成分だなと、チェックはしていましたが、詳しく情報収集はしていませんでした。

千田社長がなぜ、このLPSをキー原料として選んだのか、
直接話を聞いてみる必要があると思い、その機会を持ちました。



千田社長は、ある会社に紹介されてこの原料を知ったそうです。
実際に話を進めてみると、この原料を開発した会社の姿勢に「感じる」ものがあったようです。

千田社長の話から伝わってきたのは、原料メーカーはこの原料に自信誇りを持っている。
今まで、数千もの原料を見てきた千田社長が、他とは違うという「何か」を感じたようです。

まずは、原料を送ってくる前に、本を3冊送ってきたそうです。
是非使ってください、ではなく、まずはこの原料を理解してください、という事なのでしょう。

そして、原料を使ってもらえる場合、配合する量は、ある一定量以上を配合して欲しい、という条件を出されたそうです。
それ以上配合しないと、このLPSの価値はお客様に伝えられない。お客様のお役に立つためには、ある一定以上の量が必須。
この成分をイメージ的な使用方法で配合してほしくない。

「原料を使ってもらいたい」という意識が一番最初に来るのではなく、「原料を理解してもらえる会社に正しく使ってもらいたい」、という姿勢の会社なのでしょう。



LPSの本を読み、説明された文献に目を通すと、相当な研究を続けてきた原料であるという事が理解できたそうです。外部でのエビデンスをかなり持っている。
これは、本物だ、と感じたそうです。

30年以上化粧品づくりに取り組んできた千田社長が「本物」と確信したのですから、おそらくその直感に間違いはないと思います。
そして、モイスチャークリームのキー原料として使うことに決めたわけですから、安易な判断ではないはずです。

そして、LPSが配合されることになりました。

LPSとはどんな原料なのか?こだわり商品研究所 所感


LPSは、細菌由来の免疫ビタミンと言われています。(ビタミンというのは表現で、実際にビタミンではないです。)
穀類、野菜、海草などに多く存在しているようです。LPSはこれらの食べ物とともに自然に体に取り入れられています。例えば、玄米には豊富に存在しているようです。

糖と脂質が結合した構造をしているため、「糖脂質」あるいは「リポ多糖」と呼ばれます。
英語では「リポポリサッカライド」略してLPSと呼ばれます。
糖と脂質が結合しているため、水溶性、油溶性、両方の性質をもっています。
こだわり商品研究所が強く興味を持っている「脂質栄養の分野」の成分と言えるのかもしれません。



こだわり商品研究所なりに、情報収集をして理解した情報を、可能な範囲での表現で解説をしてみたいと思います。
こだわり商品研究所としても、この原料は「画期的」と感じております。



肌のバリア機能には、3つの種類があります。
それは、

1,角質(皮脂、NMF、角質間細胞脂質などもここに)
2,顆粒層のタイトジャンクション
3,その下である、顆粒層から有棘層に存在する肌の機能的な部分

ルバンシュ モイスチャークリーム


一般的なコスメは、1の角質の保湿部分を補う、抗酸化物質で守る、紫外線から守る、などが主たる目的と理解しています。

LPSというのは、LPSという原料自体が、水分や油分などの保湿成分、もしくは抗酸化物質として働くというより、1~3の肌のバリア機能全体に働きかける成分である、と理解しました。



LPSは、脂質と水分両方に親和性のある物質ですから、角質までは浸透しやすいです。
しかし、その下であるタイトジャンクションより先には、進めません。

ところが、その下の顆粒層から有棘層に存在する、ケラチノサイトランゲルハンス細胞マクロファージTreg細胞などの肌にとって重要な働きをする細胞の表面には、LPSの受容体(TLR4他)があったり、LPSが働きかけることができるそうです。
細胞にLPSの受容体が存在するのです。



LPSの情報を収集していたら、スキンケアの原料というより、表皮の細胞のサポート物質という言葉が適当なのかと思うようになりました。
千田社長が、この原料を選んだ理由が、わかりました。

今までスキンケアとは、保湿、抗酸化、もしくはUVケアだと思っていました。
ところが、もっと根本的に肌全体のサポートをすることができる物質、が存在するという事を知りました。

しかも、経口ではなく皮膚に塗布することで、その働きをする、ということです。
LPSは皮膚に塗布することで、「肌全体」に働きかけることができるようです。

このような働きかけは、栄養の役割と思っていました。
適切な脂質バランス、必要充分な食物繊維、3大栄養素のバランス他、適切な栄養摂取でのみ実現することと思っていました。それが、皮膚に塗布することでも実現する。

論文などのエビデンスが多く存在します。



「肌は第二の脳」と言われています。
肌の持つ機能性は、想像以上に多機能に及びます。
その肌の持つ機能性(の一部)を、LPSはサポートする、というエビデンスが多く存在するのです。

ちなみに、肌の機能性ですが、NHKでも特集されていましたが、皮膚は光を感じたり、音を聞いたり、味を感じたり、匂いを感じたり、そのような機能を持つことがわかってきたようです。
皮膚はそれほど重要な役割を持つ存在、と考えるようになりました。

そんな想像以上の働きをする肌ですから、肌にとって適切な状態に整えてあげることが重要なのは想像しやすいです。



LPSの情報を収集していて思いました。
LPSは、エイジング世代の人は、誰もがスキンケアに取り入れるべき原料なのではと。

保湿、抗酸化、抗UVと共に、LPSをスキンケアの定番として取り入れるべき、と思うようになりました。
保湿とか、抗酸化とか、抗UVとかは、スキンケアの「大局的な目的」です。
それと同じレベルで、LPSは取り入れたほうが良い成分に思えて仕方がありません。
肌に存在する細胞に受容体があるということでも、それが想像できます。

ただ、作用機序を考えても、おそらく劇的に何かが変わるものではないはずです。
その意味では、栄養と同じです。
保湿などと比べても、より長い期間使うことで意味がでる、
日々のスキンケアとして長く使い続けることによって、肌を本質的に整える原料なのだろうと思います。

情報を収集していて、腸内環境の短鎖脂肪酸に少し似ている、と思いました。
短鎖脂肪酸は、腸内細菌が発酵性食物繊維を栄養にして、産生されるスーパー物質です。

短鎖脂肪酸は、全身にさまざまな受容体が存在します。
短鎖脂肪酸は、それぞれの受容体に結合することで、様々な働きをします。
そのイメージが、LPSと重なりました。

「お肌の短鎖脂肪酸」というキャッチコピーはいかがでしょうか。
まったく伝わりにくい表現かとは思いますが・・・(^^;


LPSが配合されているコスメであれば、どれでも良いの?

では、LPSが配合されているコスメであれば良いのか?という質問があった場合の答えですが、おそらくLPSの機能性としては、それで良いと思います。
LPSが配合されているコスメは、他にも存在します。

しかしながら、モイスチャークリームは、ルバンシュが処方しているコスメです。
LPSが配合されているクリーム自体がルバンシュ・クオリティです。
そこがポイントです。


どこで買っても同じ?

ルバンシュ製品はいろいろな場所で購入できます。
では、どこで買っても同じ?という質問があった場合の答えです。

こだわり商品研究所は、ルバンシュモイスチャークリームの成分から考えた、適切な活用に関する情報、コスメの組み合わせをご提案できると思っています。
ルバンシュの25年以上の理解者であり、なおかつ他の自然派スキンケアを長く見続けていて、栄養を含めたエイジングケアの情報収集を続けている、こだわり商品研究所の存在意義が、そこにあると思っております。

それは、こだわり商品研究所のお客様にだけ、お伝えしたいと思います。

◆ ルバンシュモイスチャークリームP

ルバンシュ モイスチャークリーム


ルバンシュ モイスチャークリームP 商品詳細

■販売名:モイスチャークリームP
■全成分:水、ホホバ種子油、グリセリン、(ヒマワリ種子油/水添ヒマワリ種子油)エステルズ、乳酸桿菌/ワサビ根発酵エキス、ニガヨモギ油、ステアリン酸、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、ステアリン酸グリセリル(SE)、グリセリルグルコシド、ミツロウ、パントエアバガンス培養液エキス、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、グルコシルヘスペリジン、ウンカリアトメントサエキス、ローズマリー葉エキス、マルトデキストリン、乳酸桿菌発酵液、アルギニン、トコフェロール
■内容量:約30g(約2か月分)
■製造販売元:株式会社ルバンシュ
■生産国:日本
■価格:4,180円(本体3800円+消費税380円)

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