食物繊維の摂取量と生活習慣病

日本人の食事摂取基準(2020年)P158


「日本人の食事摂取基準 2020年版(P158)」に、このような文章があります。

生活習慣病の重症化予防

食物繊維が数多くの生活習慣病の発症予防に寄与し得ることは前述のとおりであるため、食物繊維の積極的な摂取がそれらの疾患の重症化予防においても重要であろうと考えられる。(中略)

また、こうした結果は、糖尿病患者を対象としたHbA1cの改善を指標とした介入試験のメタ・アナリシスでも同様であったことから、こうした指標の改善が関連する各種生活習慣病の重症化予防においては、食物繊維の積極的摂取が推奨される。

どの程度の食物繊維摂取量を勧めるかについてはまだ十分な結論は得られていないものの、前述のメタ・アナリシスでは、観察研究も含めて、25~29g/日の摂取量で最も顕著な効果が観察されたと報告している。

これは、現在の日本人成人の食物繊維摂取量に比べるとかなり多く、目標量より多い。したがって、少なくとも目標量を勧めるのが適当であると考えられる。

1日 25~29gの食物繊維を目標に


上記文章には、成人病の重症化予防のため、食物繊維を25~29g/日摂取すると顕著な効果があるとされる、とあります。
しかし、現在の日本人にとって難しいため、少なくとも、成人男性で約20g以上、成人女性で約18g以上を、まずは摂取しましょうという内容です。

食物繊維を食べる量のひとつの考え方になると思います。
難しいとありますが、意識して食べれば実現可能な数字です。
大麦、もち麦を配合した主食を食べて、菊芋や、イヌリンなどの顆粒タイプの商品を活用することで実現可能です。
食物繊維に関しての知識も必要です。
25~29gを目指しましょう。




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