マグネシウム ミネラルの王様
◆ ミネラル
必須ミネラル・・・多量ミネラル
●1日の必要量が100mg以上
マグネシウム、カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム
必須ミネラル・・・微量ミネラル
● 1日の必要量が100mgに満たない
鉄、ヨウ素、亜鉛、銅、マンガン、セレン、クロム、コバルト、モリブデン
ミネラルは、食品から食べる必要がある
ミネラルは、身体の中ではつくられない。
食品から食べる必要がある。
◆ マグネシウム
マグネシウム(Mg)ミネラルの王様
マグネシウムは原子番号 12、元素記号 Mg の金属元素の一つ
「ミネラルの王様」と呼ばれる。
「アンチエイジングミネラル」と言われる。
漢字で、「鎂」と書く。(金へんに、美しい。)
マグネシウムは骨の構成成分
・生体内には約 25 g のマグネシウムが存在する。
・その約3分の2(50〜60%) は、骨に存在する。
・骨の構成成分になっている。
・骨や歯の形成に必要な栄養素。
約300種類以上の酵素の働きを助ける
・3分の1は、筋肉の細胞の中にあって約300種類以上の酵素の働きを助ける。
・300以上の酵素反応の補助因子として作用する。
・ほとんどすべての酵素の活性化にマグネシウムが関与。
・多くの体内の酵素反応に寄与している。
・マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きを助ける。
エネルギー産生に不可欠なのがマグネシウム
・エネルギー産生
・マグネシウムは、エネルギー産生を助ける。
・細胞内で、ATPを産生させるのに不可欠なのがマグネシウム
・エネルギー産生に寄与している。
マグネシウムの食事摂取量基準
成人女性 290mg前後(30歳以上)
成人男性 370mg前後(30歳以上)
男性で100mg、女性で50mg程度不足しているという話も・・・
マグネシウムが不足する原因
● 白米が増え、大麦、雑穀などの全粒穀物が減った。
● 塩田法の廃止により、精製塩が一般的になった。
● 塩分の過剰摂取によるマグネシウムの排泄の増加。
● アルコールによって体外に排出。
● ストレスによるマグネシウムの排出。
● 発汗によっても排出。
吸収しやすいマグネシウム
液体に溶けやすい形のマグネシウムは、溶けにくい形のものより腸で高率に吸収される。
・アスパラギン酸マグネシウム
・クエン酸マグネシウム
・乳酸マグネシウム
・塩化マグネシウム
といった形で含まれるマグネシウムは
・酸化マグネシウム
・硫酸マグネシウム
といった形で含まれるマグネシウムと比べて
吸収率やバイオアベイラビリティ(生物学的利用能)が高いことが明らかになった。
※米国保険社会福祉省 国立衛生研究所 栄養補助食品のファクトシート(マグネシウム)
※厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』eJIM 海外の情報 マグネシウム
※上記2ページは同じ内容です。
マグネシウムを多く含む食品
マグネシウムを理解するためのサイト
この記事を書くにあたって参考にした資料
・日本人の食事摂取基準2020年版
・オーソモレキュラー栄養医学研究所