日本人の食事摂取基準2020:食物繊維
2020年8月19日ナビ
こんにちは
こだわり商品研究所の野崎です。
「日本人の食事摂取基準2020」という本を買いました。
500ページを超す、2800円(税別)の分厚い本です(^^)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」
策定検討会の報告書です。
昨年、食物繊維学会に参加した際に、
厚生労働省の担当者が、
2020年の途中経過の話をされたのを聞いてましたので、
発表を楽しみにしていました。
これは、国民の健康の保持・増進を図る上で
摂取するのが望ましいエネルギー及び栄養素の量の基準を
厚生労働大臣が定めるもので、
5年毎に改定が行われているものです。
サブタイトルは、
「誰もがより良く元気に活躍できる社会を目指し、高齢者のフレイル予防の他、若いうちからの生活習慣病に対応」
ここに書かれていることは、
栄養を考える上で、
もっとも基本となる考え方だろうと思います。
商品選びの際の基準の一つとして、
勉強していきたいと思っています。
さて、今回は、この中の食物繊維に触れたいと思います。
じつは、この本の「発表前の案」が、
昨年からHPで掲載されておりました。
それを引用したページを書いております。
というページです。
ぜひ、ご覧いただきたいのですが、
とくに注目の文章が、これです。
「食物繊維摂取量は、数多くの生活習慣病の発症率又は死亡率との関連が検討されており、メタ・アナリシスによって数多くの疾患と有意な負の関連が報告されている稀な栄養素である。」
これは、
「食物繊維摂取量が多いと、生活習慣病の発症率が下がる」
というメタアナリシスがあることを言っています。
しかも、「稀な栄養素」と書かれています。
厚生労働省の5年に1回発行される
報告書に記載されている文章ですから、すごい内容です。
食物繊維の摂取量は、
理想をいうと 24g/日以上だそうです。
もしくは、14g/1000kcal。
2000kcal摂取の場合、28g/日です。
しかしながら、現在の日本人の摂取量の中央値は、
男性(50~64歳)14.00g
女性(50~64歳)13.87g
だそうです。
約10g以上 下回っている。
しかも、
男性(30~49歳)12.16g
女性(30~49歳)11.57g
もっと低いです。
中央値ですから個人差はあると思います。
これは、すべて今回の本に書かれている内容です。
ということで、
食物繊維を意識的に食べる必要があるのです。
特に水溶性食物繊維。
食物繊維と言えば、野菜を思い出すと思いますが、
野菜は、不溶性食物繊維が多いです。
ところが水溶性食物繊維が摂取しにくい。
こだわり商品研究所が、水溶性食物繊維を、
積極的にご紹介している理由の一つです。
水溶性食物繊維を量食べるために、
適している食材は「大麦」です。
●水溶性食物繊維はこんなにも大切な栄養素
https://www.kodawari-lab.com/labo/dietary-fiber.html
●もち麦くん
https://www.kodawari-lab.com/item/mochimugikun.html
●スーパー大麦のチカラ
https://www.kodawari-lab.com/item/barleymax.html
●イヌリア 発酵する食物繊維
https://www.kodawari-lab.com/item/inulia.html
●長井菊芋研究所 きくいも粉末
https://www.kodawari-lab.com/item/nagai-kikuimo.html