体内で、α-リノレン酸からEPA、DHAに変換される量が少ないのは、日本人の遺伝子の問題だった。
こんにちは
こだわり商品研究所の野崎です。
2022年10月19日クリルオイル研究会がリアル開催されました。
参加申し込みをしていたのですが、会社のシステムのトラブルで参加できず・・・。
先日、アーカイブが送られてきました。
じつは、参加したかったひとつの理由があります。
それが、女子栄養大学副学長の香川靖雄先生の講演があったことです。
事前の告知に興味深い内容を話されることが書かれていたのです。
それが・・・オメガ3系脂肪酸である、αリノレン酸からDHAへの変換の話です。
今回、その内容に触れたいと思います。
オメガ3系脂肪酸は必須脂肪酸のため、毎日食べる必要があります。
必須脂肪酸は、正確にはα-リノレン酸の事を指します。
α-リノレン酸は、体内で、EPA、DHAに変換されます。
この変換率が、EPAへは10%程度、DHAへは1%程度なのです。
どうしてこんなに少ないのだろうと思っていました。
この程度で充分だからなのだろうか・・・とか。
じつは、遺伝子的に、日本人の50%は、α-リノレン酸からEPAに変換させる「酵素」の働きが「弱い」らしいのです。
さらに日本人の15%は、その「酵素」の働きが「非常に弱い」。
だから変換されにくいのです。
α-リノレン酸からEPA、DHAに変換されにくいのは遺伝子の問題だったのです。
そのため、はるか昔から日本人は魚を多く食べることで、不足しがちなDHA、EPAを摂取して、補ってきた。
※酵素とは・・・脂肪酸不飽和化酵素 Δ5 ディサチュラーゼ
結論を言うと、オメガ3系脂肪酸に関して、α-リノレン酸だけではなく、EPA、DHAとしても食べる必要があるということです。
日本人は・・・。
遺伝子の問題だったなんて知らなかった。
香川先生は、厚生労働省は、なぜこの問題を国民に知らせないのか?と仰ってました。
だから、こだわり商品研究所のお客様にはお知らせします(^^)