こだわり商品選び : 玄米・大麦・雑穀
こだわり商品選び : 玄米・大麦・雑穀
こだわり商品研究所が、玄米・大麦・雑穀ご紹介する理由と、ご紹介している玄米・大麦・雑穀商品を選んだ理由をまとめたいと思います。
◆炭水化物は重要な3大栄養素のひとつ
炭水化物の重要な役割は、エネルギー源
3大栄養素は、炭水化物、タンパク質、脂質です。
3大栄養素は、エネルギーになり、身体をつくるための栄養素ですから、非常に重要な基本の栄養素です。
日本人の食事摂取基準(2020年版)の「炭水化物」のコーナーにこのように書かれています。
栄養学的な側面からみた炭水化物の最も重要な役割は、エネルギー源である。
そのほとんどは糖質に由来する。
糖質は、約4 kcal/g のエネルギーを産生し、その栄養学的な主な役割は、脳、神経組織、赤血球、腎尿細管、精巣、酸素不足の骨格筋等、通常はぶどう糖(グルコース)しかエネルギー源として利用できない組織にぶどう糖を供給することである。
脳は、体重の2% 程度の重量であるが、総基礎代謝量の約 20% を消費すると考えられている。基礎代謝量を 1,500 kcal/日とすれば、脳のエネルギー消費量は 300 kcal/日になり、これはぶどう糖 75 g/日に相当する。
上記のように脳以外の組織もぶどう糖をエネルギー源として利用することから、ぶどう糖の必要量は少なくとも100 g/日と推定され、すなわち、糖質の最低必要量はおよそ 100 g/日と推定される。
糖質はエネルギー源として重要な役割を担っています。ブドウ糖しかエネルギー源として利用できない組織があり、特に脳は基礎代謝の20%ものエネルギーが必要とのこと。
「精製度の高い穀類」に偏るのは好ましくない。
ただ、日本人の食事摂取基準(2020年版)には、このようなことも書かれています。
炭水化物の多い食事は、その質への配慮を欠くと、精製度の高い穀類や甘味料や甘味飲料、酒類に過度に頼る食事になりかねない。これは好ましいことではない。
同時に、このような食事は数多くのビタミン類やミネラル類の摂取不足を招きかねないと考えられる。これは、精製度の高い穀類や甘味料や甘味飲料、酒類は数多くのミネラル、ビタミンの含有量が他の食品に比べて相対的に少ないからである。
つまり精製度の高い穀類が中心になってしまうことは、ビタミン類やミネラル類の摂取不足を招きかねないため、好ましくない、ということになります。
こだわり商品研究所は、その考え方に基づき、精製度の高くない、ビタミン類、ミネラル類などの栄養素が多い「大麦、玄米、雑穀」をご紹介しています。
現在、ご紹介している商品は、
●金のいぶき
https://www.kodawari-lab.com/item/kinnoibuki.html
●もち麦くん
https://www.kodawari-lab.com/item/mochimugikun.html
●スーパー大麦のちから
https://www.kodawari-lab.com/item/barleymax.html
の5商品です。これらをなぜ選んだのかを、ご紹介します。
◆ もち麦くん、スーパー大麦のちから
大麦は 水溶性食物繊維が多い 欠かすことができない穀物
こだわり商品研究所は「大麦」は、欠かすことができない雑穀だと思っています。
理由としては、大麦には「食物繊維」が多く含まれているからです。
「食物繊維」を毎日食べやすい食品の代表格が「大麦」です。
とくに多く含まれているのが、β-グルカンという「水溶性食物繊維」です。
水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサ
「水溶性食物繊維」は、大腸で腸内細菌のエサになります。人は、腸内細菌と共同して身体の恒常性を保っているとされます。
腸内細菌にしっかり働いてもらうためには、腸の有用細菌のエサであるマック(MACs=Microbiota-accessible carbohydrates)を意識的にたべることが大切。腸内細菌のエサは、人が食べる食事によって供給されます。
食物繊維摂取量は、数多くの疾患と有意な負の関連が報告されている稀な栄養素
日本人の食事摂取基準(2020年版)に、このようなことが書かれています。
食物繊維摂取量は、数多くの生活習慣病の発症率又は死亡率との関連が検討されており、メタ・アナリシスによって数多くの疾患と有意な負の関連が報告されている稀な栄養素である。
代表的なものとして、総死亡率、心筋梗塞の発症及び死亡、脳卒中の発症、循環器疾患の発症及び死亡、2型糖尿病の発症、乳がんの発症、胃がんの発症、大腸がんの発症などがある。
例えば、食物繊維をほとんど摂取しない場合に比べて、20 g/日程度摂取していた群では心筋梗塞の発症率が 15% ほど低かったと報告されている。また、メタボリックシンドロームの発症率との関連を検討したメタ・アナリシスも存在する。これらの報告は、総合的には食物繊維摂取量が多いほどこれらの発症率や死亡率が低くなる傾向を認めている。
2型糖尿病の発症率との関連を検討したメタ・アナリシスでは、20 g/日以上摂取した場合に発症率の低下が観察されており、閾値としてこの値が存在する可能性を示唆している。血中総コレステロール及び LDL コレステロールとの負の関連も報告されているが、これは水溶性食物繊維に限られるとされている。
また、ヨーロッパで行われた大規模コホート研究では、食物繊維摂取量と体重増加の間に負の関連が観察されている。
食物繊維摂取量が排便習慣(健康障害としては便秘症)に影響を与える可能性が示唆されている。食物繊維摂取量と便秘症罹患率との関連を横断的並びに縦断的に検討した疫学研究では、便秘症の罹患率、発症率及び排便頻度と食物繊維摂取量との間に負の関連を認めたとする報告がある。その一方で、両者の間に関連を認めなかった研究も存在する。
これ、すごい文章ですよね。
「食物繊維摂取量は、数多くの生活習慣病の発症率又は死亡率との関連が検討されており、メタ・アナリシスによって数多くの疾患と有意な負の関連が報告されている稀な栄養素である。」
いかに食物繊維が大切かが理解できます。特に水溶性食物繊維です。
大麦の中でも、水溶性食物繊維β-グルカンを多く含むもち麦がキラリモチ
こだわり商品研究所は、食物繊維、とくに水溶性食物繊維を食べることを目的として、大麦をご紹介しています。キラリモチ「もち麦くん」と、バーリーマックス「スーパー大麦のちから」です。
「大麦」は、水溶性食物繊維β-グルカン量が飛びぬけて多い食品です。
その大麦の中でも「もち麦」は、押麦と比べて、β-グルカンが多い品種です。
「キラリモチ」は、その「もち麦」の中でも、β-グルカン量がとくに多い品種なのです。
「キラリモチ」は、農研機構(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)が開発した大麦です。
岡山県美作市が市民の健康増進のためにつくった「もち麦くん」
近年の大麦に関しての研究者のデータは、キラリモチを使って行われることも多いです。代表的な品種です。
キラリモチは<もち麦の王様>と呼ばれることがあります。
そのキラリモチを原料にしたのが、「もち麦くん」です。
「もち麦くん」は、農研機構と共同して、岡山県美作市が商品化したもち麦です。美作市民の健康増進を目的としてつくられました。自治体が自ら商品化して、市民の健康増進のために普及させているというのは、めずらしい施策だと思います。それほど、健康効果が高いという確信を持ったのだと思います。
こだわり商品研究所は、このキラリモチ「もち麦くん」を選びました。
●もち麦くん
https://www.kodawari-lab.com/item/mochimugikun.html
食物繊維の王様として知られているのがスーパー大麦
スーパー大麦には、β-グルカン以外の、フルクタン、レジスタントスターチなどのさまざまな食物繊維が含まれます。それらを総合した食物繊維量が大麦(押麦)の1.6倍です。だから、<食物繊維の王様>です。
βグルカンだけなら、大麦の方が多いです。
スーパー大麦は、帝人が日本で広めています。こだわり商品研究所は、スーパー大麦を広めるお手伝いをしています。
「もち麦くん」「スーパー大麦のちから」両者、食感、味が違いますから、好みもしくは、日によって使い分けすることをおススメしたいです。いろいろな大麦ごはんを楽しめます。
●スーパー大麦のちから
https://www.kodawari-lab.com/item/barleymax.html
◆ 有機玄米 金のいぶき プレミアム
穀物を取り上げる時、欠かせないのが玄米
雑穀、穀物を取り上げる際に、欠かせないのが玄米です。ただ、玄米は少々ハードルが高い穀物です。理由は、味の好み、炊き方、農薬などの理由です。
手軽に日々の食生活に取り入れることができる玄米を探していました。そんな中であったのが「金のいぶき」です。究極の玄米と呼ばれます。
さらに有機の「金のいぶき」を見つけました。これはめずらしい商品です。商品解説をご覧ください。
●金のいぶき
https://www.kodawari-lab.com/item/kinnoibuki.html
◆ 有機JAS認証 黒米
抗酸化栄養素を日々の食事に取り入れる
「黒米」は、ポリフェノール豊富な穀物ということで選びました。
抗酸化栄養素です。
エイジングケアのキーワードに、「抗酸化」「抗糖化」「抗炎症」という言葉があります。
「抗酸化=サビない」です。
日々の食生活の中に、抗酸化栄養素を意識的に入れるのはとても大切なことです。
こだわり商品研究所では、抗酸化栄養素として、ルイボスティー、シシリアンルージュ、ブルーベリー、黒ゴマなどご紹介しています。毎日の食事の中で食べやすいものを選んでいます。黒米は、その一環です。
黒米は、ごはんと一緒に炊くだけですから簡単に食べられます。
しかも、「黒米」を入れると、もちもちして美味しくなる。
「太ももの会」の黒米は、有機栽培です。
黒米は、しっかり研ぐと色が落ちるので、簡単に研ぐだけです。ですから、有機栽培が安心です。
有機栽培の黒米は、あまり多くないと思います。
●黒米
https://www.kodawari-lab.com/item/kuromai.html
◆ 十六雑穀米
元祖 雑穀米
ベストアメニティは、元祖雑穀米の会社。雑穀米という商標を持っている会社です。約25年ほど初めて雑穀米を知ったのがベストアメニティの雑穀米です。
それほど多くの量を入れるわけではないのですが、さすが黄金ブレンドというだけあって、入れると美味しくなります。ただ、入れる量が少ないため、それぞれの栄養素もそれぞれの量に比例します。
日々手軽に雑穀米を食べるのには、適しています。