すべての人に知ってもらいたい食物繊維の話
2020年10月28日ナビゲーション
こんにちは
こだわり商品研究所の野崎です。
●厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020)」を見てましたら、
後ろの方に興味深い特集ページがあることに気が付きました。
「食事摂取基準を正しく理解し正しく活用するために」というテーマ。
この本を監修した大学教授のコメント的な内容でした。
●この中にちょっと興味深い内容が書かれていましたので、
一部を抜粋してみます。
14項目にある「食物繊維の目標量」というタイトルのページです。
(食物繊維の)目標量は、日本人の食物繊維摂取量の中央値(14.6g/日)と24g/日(アメリカ/カナダの摂取基準)との中間値を参照値として定められています。
つまり、この目標量は真(究極)の目標量ではなく、アメリカ/カナダで勧められている摂取量よりもかなり少ない数値になっているわけです。(中略)
目標量を真(究極)の目標量と誤認してはいけません。目標量は通過点に過ぎないことをすべての人に知ってもらいたいと思います。
●ちなみに、この本「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、
食物繊維の1日の目標量は、成人男性で約20g以上、成人女性で約18g以上です。
日本人の摂取平均値は、14.6g。
目標量と比べても、かなり足りないですね。
しかも、この目標量を真の目標量として誤認してはいけない・・・
のです。
●食物繊維は、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」に、
以下の様に書かれているほどの大切な栄養素です。
「食物繊維摂取量は、数多くの生活習慣病の発症率又は死亡率との関連が検討されており、メタ・アナリシスによって数多くの疾患と有意な負の関連が報告されている稀な栄養素である。」
●これだけ褒められている栄養素ってあまりないと思います。
そんな重要な栄養素がまったく足りていない。
しかも、目標値だと思っていた数値が、
じつは、真の目標量ではなかった。
通過点に過ぎなかった(^^;
●ということで、こだわり商品研究所はチカラをいれて、
食物繊維関連商品をご紹介しておりまして、
わたしも日々意識して食物繊維を食べているわけです。
食物繊維をネタにすること多いですが、
知れば知るほど重要な栄養素です。
●こだわり商品研究所で、ご紹介している
水溶性食物繊維をテーマにした食品は、
・もち麦くん
・スーパー大麦のちから
・そのままたべられるバーリーマックス®フレーク
・イヌリア発酵する食物繊維
・きくいも粉末
の5商品です。
この中で今回は菊芋を取り上げてみたいと思います。
●菊芋は、ご存知の通り水溶性食物繊維イヌリンが豊富な食品です。
栄養は、短い期間での体感を期待して食べるものではないと思っています。
時間をかけて身体はつくられていくものなので。
でも、菊芋はなんか体感がある気がするのです。
この体感って腸のあたりです。
ポコポコ発酵してる感があるのです(^^)
食べ続けよう!
そんな気がするのですね。
●理屈的には、100gの菊芋粉末を約1ヶ月で食べますから、
1回3.33g程度食べることになります。
約50%が、イヌリンですから、
1.66gを摂取できる計算です。
●1日の目標量20gのうちの1.66gまかなえる計算です。
これでも、他の食材と比較すると、結構すごい数値です。
しかも、菊芋粉末は、食品を乾燥させて粉末にしたものなので、
抽出物ではありません。
食品をそのまま食べているに等しいです。
●1.66gのイヌリンは、腸内細菌のエサになります。
まさに、腸活です。
腸内細菌は水溶性食物繊維をエサとして食べて、
「短鎖脂肪酸」を産生します。
短鎖脂肪酸は、人の身体にあらゆる面で
良い働きをします。
これが体内発酵です。
腸内細菌は、100兆個とか、1000兆個、
存在しているといわれています。
彼らの働きの大きさは想像できると思います。
●水溶性食物繊維ですから、
わたしは、ランチ前にお湯に溶かして飲みます。
わたしは桑パウダーと一緒に溶かして飲んでいます。
たまに牛乳を入れたりもします。
食事の前に食べることで、
野菜ファーストと同じ効果が期待できます。
●食物繊維は、「日本人の食事摂取基準」の本でも、
かなり積極的に食べるように勧められています。
基本は「大麦」とか、「海藻」だと思っていますが、
「菊芋」も忘れないでくださいね。
長井菊芋研究所 きくいも粉末
●菊芋とは
https://www.kodawari-lab.com/labo/kikuimo.html