プルーンの栄養素

プルーンエキス・エクストラ

プルーンとは?
「食品成分表2020」から栄養素をピックアップ


こだわり商品研究所でプルーンエキスをご紹介しております。

プルーンは、名前としてはお馴染みの果物だと思います。
が、プルーンとは、どんな果物なのでしょうか?
それを栄養素の面から、まとめてみようと思います。


「食品成分表2020(七訂)」から、プルーンの栄養素の中で、代表的な栄養素をピックアップしてみます。
「食品成分表2020」には、生と乾燥のプルーンの栄養素が書かれていますが、この製品は乾燥させたものをエキス化しているため、乾燥のプルーンの栄養成分を参照しました。すべて可食部100gあたりの栄養素です。

この商品の栄養成分ではなく、「食品成分表2020」で表示されている栄養成分を参照することで、プルーンとはどういう栄養素の果物なのか、客観的な情報を知ることができるのではないか、と思います。

プルーンエキス・エクストラ

プルーンの栄養素
食物繊維(水溶性、不溶性)


プルーン(乾燥)の食物繊維量です。(可食部100g当たり:食品成分表2020より)

水溶性食物繊維 3.4g
不溶性食物繊維 3.8g
食物繊維総量 7.2g


● 食物繊維総量が、7.2gあります。これはそれなりに多い数字かと思います。
比較するものではないと思われますが、似たような形状の干しブドウと比較してみますと(食品成分2020参照)、干しブドウは、4.1gです。それと比べると1.75倍です。

● 特徴的なのは、水溶性食物繊維が47%、不溶性食物繊維が53%という、ほぼ半分半分含まれているということです。一般的には、水溶性食物繊維の含有量は低く、不溶性食物繊維の比率が高い食品が多いように思います。半分半分という食品は珍しいと思います。

● 同じ食物繊維でも水溶性と不溶性は働きが違います。こだわり商品研究所は、水溶性食物繊維に注目しています。水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサになり、腸内環境を整えます。プルーンに含まれる水溶性食物繊維は「ペクチン」です。

● こだわり商品研究所が、プルーンで注目している栄養素は、このペクチンです。こだわり商品研究所では、β-グルカン、イヌリンという水溶性食物繊維を豊富に含む食品を紹介しています。腸内細菌の多様性を考えた時、より多種の水溶性食物繊維を食べた方が良いはずです。プルーンには、水溶性食物繊維ペクチンが含まれていることに興味を持ちました。

プルーンの栄養素
ソルビトール


プルーンには、ソルビトールという成分が含まれます。
カリフォルニアプルーン協会のホームページから、ソルビトールの特徴をピックアップしてみます。

● プルーンに含まれる炭水化物の大半は、食物繊維と「ソルビトール」です。

● ソルビトール(D-グルシトール)は、糖質の一種である多価アルコールで、糖アルコールの1つ。天然にも広く存在する糖アルコールの一種です。

● 果物の中ではプルーンのほか、桃、梨、サクランボなどに多く含まれます。

● ソルビトールは果物や一部の野菜に天然に含まれていますが、中でもプルーンは、最も大量(100g当たり15.1g)にソルビトールを含む食品の1つです。他のドライフルーツと比較すると、100g当たりの含有量は、例えばアンズでは6.0g、西洋ナシでは8.1g、リンゴでは1.9gです。

● 保水力に優れたソルビトールは、便の水分量を増やし、便をやわらかくして便通を良くする働きがあります。

● 胃や腸で消化・吸収されにくい糖質です。腸内細菌により容易に発酵し、短鎖有機酸やガスとなります。

この特徴をみると、まさにMACsです。腸内細菌の食べ物をマック(MACs=Microbiota-accessible carbohydrates)と言います。

水溶性食物繊維ペクチンとソルビトール。
プルーンは、まさに腸内環境を整えるために食べる果物と言っても良い気がしてきました。

プルーンエキス・エクストラ

プルーンの栄養素
β-カロテン、β-クリプトキサンチン


プルーン(乾燥)のβ-カロテン、β-クリプトキサンチンの量です。(可食部100g当たり:食品成分表2020より)

α-カロテン 130μg
β-カロテン 1100μg
βカロテン当量 1300μg
β-クリプトキサンチン 220μg
レチノール活性当量 110μg


● 果物としては、β-カロテンを多く含みます。
柑橘系に多いβ-クリプトキサンチンも含みます。調べてみると、柑橘類以外の果物の中では、プルーンに多く含まれます。

● β-カロテンとβ-クリプトキサンチンは、プロビタミンAカロテノイドであり、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAの食事摂取基準は、「レチノール活性当量」という単位で表示されます。プルーンのレチノール活性当量は、110μgで、果物としてはとても多い部類に入ります。比較対象として、レチノール活性当量がもっとも多い果物のひとつに「干し柿」があります。干し柿は120μgですから、ほぼ同じですね。

●ビタミンAに変換されなかった、β-カロテン、β-クリプトキサンチンは、体内に蓄積されて、抗酸化作用、免疫賦活作用などの働きをします。

●β-クリプトキサンチン含有の食品が、機能性表示食品として認められるなど、話題になっている栄養素でもあります。

プルーンの栄養素
カリウム


プルーン(乾燥)のカリウム他の量です。(可食部100g当たり:食品成分表2020より)

カリウム 480mg
カルシウム 40mg
マグネシウム 40mg


● カリウムを多く含みます。カルシウム、マグネシウムは、それほど特徴的な容量ではないようです。
では、カリウムとはどんなミネラルなのか?
カリウムの定義、目安量、目標量などをまとめたページをつくりました。ご覧ください。

プルーンの栄養素
ネオクロロゲン酸


プルーンには、ネオクロロゲン酸というポリフェノールが含まれます。
ネオクロロゲン酸は、ヒドロキシ桂皮酸ファミリーに属するフェノール類です。
一般にフェノール類、とりわけ果物のヒドロキシ桂皮酸は、試験管レベルで強い抗酸化作用を示し、
健康増進にきわめて重要な役割を果たすと認識されています。
(※カリフォルニアプルーン協会HPより。)

いわゆるファイトケミカルです。第7の栄養素ですね。こだわり商品研究所のテーマでもあります。

プルーンの栄養素
まとめ


以上、食品成分表2020(七訂)などから引用したプルーン(乾燥)の特徴的な栄養素をピックアップしてみました。プルーンの栄養をまとめてみます。

● 食物繊維量が多く、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく含む。水溶性食物繊維はペクチン。


ソルビトールという天然に存在する甘味成分が含まれる。腸内細菌で容易に発酵する。(エサになる)


● 水溶性食物繊維、不溶性食物繊維、ソルビトールという3つの成分の働きで、腸内環境を整える作用が期待できる。


●果物の中では、プロビタミンAカロテノイドが多く含まれる。体内でビタミンAに変換される。


●β-カロテン、β-クリプトキサンチンなどの、抗酸化作用他の働きが期待できる。


●プルーンに特徴的な、ネオクロロゲン酸というフェノール類が含まれる。ファイトケミカルの抗酸化作用などが期待できる。


●カリウムが多く含まれる。重要な栄養素であるカリウムを補う食品として適している。

プルーンエキス・エクストラ

プルーンエキス( デイリーフーズ )

プルーンエキス・エクストラ


プルーンエキス( デイリーフーズ ) 商品詳細

■名称:プルーンエキス
■原材料名:プルーン(ダジャン種)
■内容量:300g
■原産国:アメリカ
■栄養成分(100gあたり)推定値:
・エネルギー:272kcal
・タンパク質:2.3g
・脂質:0.1g
・炭水化物:65.6g
・食塩相当量:0.2g
■加工者:デイリーフーズ株式会社 長野工場
■価格:1,166円(本体1080円+消費税86円)

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